アスベストの検査は定期的に

日本の歴史を語る上で避けて通ることが出来ないのは、やはり高度経済成長という名の時代です。この時代の建物に多く使用されているのが、石綿と呼ばれる素材です。この石綿は安価でありながら耐熱性と耐火性に優れていたために、多くの建築現場で使われていました。しかし、この石綿によって引き起こされる肺ガンや中皮腫などの健康被害が確認されたために、使用が禁止されました。

ですがそれまでに建てられた建築物には当然アスベストが使われていたり、そのような建物で長い間過ごしていた方やその建築物の周りに住んでいる方は、アスベストの検査をしなければなりません。今の時点で何の健康被害が出ていなくとも、特に中皮腫については人によってアスベストの許容量が違うので、発症するまでの時間は人それぞれだからです。早めに対処していれば、最低限の被害で済むのです。ですから特に年配の方で、高度経済成長を生き抜いてきた方については、定期的に検査をするようにしてください。

また、それは人だけでなく建物に関しても同様です。もしも古い建物を解体する時であれば、その前にアスベストの検査をしなければならないことが義務付けられています。このアスベストの検査に掛かる費用は3万から5万円です。もしもあなたが古い建物を管理している管理者の方なのであれば、今後の被害者を出さないようにするためにも、この検査についてはしっかりと行いましょう。

それが最も大切な事です。

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