アスベスト検査の必要性

有害物質の一つであるアスベストは現在では使用を禁じられますが、かつては保温断熱のためにビルを初めとした建築工事に用いられていた過去があります。石綿とも呼ばれるこの物質は体内に入ると悪性中皮腫や肺がんといった恐ろしい健康被害をもたらすとされ、病によっては長い潜伏期間の後発祥するものもあります。これはアスベストの繊維が極めて細く丈夫な性質が関係しており、肺の中に侵入すると長い間滞留してしまう結果病を引き起こすと言われてます。2006年頃にこの物質に対する規制がかけられましたが、それ以前に施工された建築物にはこの有害物質が含有している可能性があります。

ビルのオーナなどの建築物の所有者は万が一のことを考え検査が必要と言え、特に解体工事や改修工事を予定している場合は速やかにその有無を確認するべきでしょう。1980年以前に建設された建物、3階以上の鉄骨造、防火地域や準防火地域に立てられた建物という内容はアスベストが使われてる恐れがあるとされます。検査には対象となる建築物の設計図の内容を見て有害物質の有無を確認する一次調査があります。第1スクリーニングとも呼ばれるこの検査で内容物の確認が出来なかった場合は、第2次へ移行します。

第二次スクリーニングでは調査員が実際の建物に向かいアスベストが使われてるか目視で確認します。疑いのある物質を発見した際は採取と分析を行い本当に危険なものか判断し、その後報告書がつくられることが大まかなアスベストの調査の流れです。

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